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ドン・キホーテ(バレエ)の幕ごとのあらすじを簡単に解説!役名や原作も!

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バレエの演目のひとつ『ドン・キホーテ』のあらすじや見どころを簡単にご紹介します。

『ドン・キホーテ』は全三幕の構成となっています。

登場人物の役名や原作ストーリーを知ってバレエを鑑賞するのも踊る時も楽しんでくださいね!

『ドン・キホーテ』(バレエ) 主な登場人物の役名

キトリ…宿屋の娘

バジル…貧しい床屋の息子でキトリと恋人

ドン・キホーテ…本名はアロンソ・キハーノ

サンチョ・パンサ…太った農民でドン・キホーテのお供についている

ドルシネア姫…物語に出てくる空想上の人物

『ドン・キホーテ』バレエの幕ごとのあらすじ

全三幕の『ドン・キホーテ』はスペインのラ・マンチャという村に住む一人の男のプロローグから始まります。

プロローグ

ラ・マンチャに住む下級貴族のアロンソ・キハーノは、騎士道物語の小説が大好きで周囲にはいつも騎士道物語の話ばかり。

大好きすぎて本を買うために所有していた田畑を売ってまで毎日読み漁っていました。

寝る時間もいとわず昼も夜も読み続けていたアロンソ・キハーノは、ついに正気を失ってしまいました。

そして現実と空想との区別もつかなくなってしまい、物語の主人公になりきってしまった彼は自らを騎士の「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」とすることにしました。

そして騎士である以上は姫が必要だと考え、ふとっちょ農民サンチョ・パンサを従い物語にでてくるドルシネア姫を探す旅に出るのです。

 

第一幕

ドン・キホーテとサンチョ・パンサがたどり着いたのはスペインのとある市場でした。

そこの宿屋には美しい娘のキトリがいました。

キトリには貧しい床屋の息子バジルという恋人がいて、二人は仲睦まじく踊っています。

しかし、キトリの父親ロレンソはこの二人の仲をよく思っていません。

ロレンソはキトリをお金持ちの貴族の息子ガマーシュと一緒にさせたいと思っているのです。

そのためキトリとバジルの結婚を許してくれませんでした。

 

どうしても一緒になりたいキトリとバジルは、賑やかな市場からそっと抜け出し駆け落ちをしようとしました。

その様子をみていたドン・キホーテは、美しい娘キトリこそが自分の探していたドルシネア姫だと思い込み、

ドン・キホーテと侍従のサンチョ・パンサも二人の後を追いかけました。

 

第二幕

キトリとバジルは、移動型民族のジプシーたちの集落にたどり着きました。

ドン・キホーテとサンチョ・パンサも二人に追いつきます。

迎え入れてくれたジプシーたちは、駆け落ちしてきた二人を悲恋物語として観客に人形劇として披露します。

 

すると、その人形劇を見たドン・キホーテは、現実と混乱状況のなかで人形劇に出てくる悪者を本物なのだと勘違いし乱入して暴れだしました。

そして風車までもが恐ろしい怪物に見えてしまい、騎士として立ち向かったドン・キホーテ。

しかし風車の羽根にひっかかて上まで持ち上げられ、地面に落とされてしまいました。

侍従のサンチョ・パンサは助けを呼びに行きました。

 

倒れて意識を失っているドン・キホーテは、夢を見ています。

美しく探し求めていたドルシネア姫が、森の妖精のキューピッドに囲まれてドン・キホーテのために踊っていました。

 

一方、父親ロレンソが追ってきたことから逃げたキトリとバジルは、酒場に逃げ込みましたが見つかってしまいます。

そこでバジルは二人の仲を許してもらえないならこの場で命を絶つと狂言をしました。

倒れたふりをするバジル。キトリも狂言に乗っかり悲しんでいます。

そこに息を吹き返したドン・キホーテがやってきて、父親のロレンソを説得します。

ついには説得に応じてロレンソは二人の仲を許すことにしました。

すると途端に起き上がり大喜びするバジルとキトリ。

ロレンソは後悔しましたがもう後には引けません。

こうして二人は無事に結婚することとなりました。

 

第三幕

豪華なお祝いの場。キトリとバジルの結婚式の日です。

賑やかな踊りが披露されています。

ドン・キホーテは結婚式を見届け、侍従サンチョ・パンサとともにまたドルシネア姫を探す旅に出発していきました。




『ドン・キホーテ』(バレエ)の特徴と見どころ

タイトルは「ドン・キホーテ」ですが、バレエでは主にキトリとバジルの結婚騒動についての物語が中心です。

中でもドン・キホーテが夢を見た時に現れるドルシネア姫とキューピッドの踊りはバリエーションとしてもよく選ばれていますね。

バレエ『ドン・キホーテ』の初演と舞台背景

バレエ『ドン・キホーテ』の初演は1869年12月、モスクワ・ボリショイ劇場で上演されました。

その後1900年に振付家アレクサンドル・ゴールスキーによって大きく改訂され、今でもバレエ団がこの振り付けを基本としています。

ドン・キホーテの原作はミゲル・デ・セルバンテスの小説

スペイン作家のミゲル・デ・セルバンテス著「ドン・キホーテ(Don Quixote)」は1605年に前編が出版されました。

1614年には別の人物による「ドン・キホーテ」の続編が発表されましたが、セルバンデスは贋作であると主張し翌年1615年に本人による続編が出版されています。

 

また、ミュージカル『ラ・マンチャの男』も「ドン・キホーテ」を原作としています。

松本白鸚主演の『ラ・マンチャの男』は1969年から日本での公演を続け2019年10月には前人未到の通産上演1,300回を達成し話題になりました。

ドン・キホーテ(バレエ)の幕ごとのあらすじを簡単に解説!役名や原作も!まとめ

バレエだけを楽しむならどちらかというとドン・キホーテ自身は脇役で、キトリやバジル、キューピッドたちの踊りが印象的ですが、言葉のないバレエを観るにあたって事前にストーリーやあらすじを知っておくと、小さなしぐさや劇中の行動にも意味が分かって面白いですね。

ドン・キホーテの現実と空想の間の世界を表現するバレエ『ドン・キホーテ』をぜひお楽しみください。

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