ロミオとジュリエット(バレエ)の簡単なあらすじ!登場人物(役)と結末も!

『ロミオとジュリエット』といえば有名なウィリアム・シェイクスピアの作品ですね。

今回は『ロミオとジュリエット』の簡単なあらすじや登場人物などをご紹介します。

原作シェイクスピアといえば愛に関する名台詞の数々です。

そんなシェイクスピアの作品をセリフのないバレエの舞台で表現すると…。とても興味深いですね。

目次

『ロミオとジュリエット』(バレエ)の主な登場人物と役どころ

モンタギュー家

モンタギュー氏

モンタギュー夫人

ロミオ=モンタギュー家の一人息子

ベンヴォーリオ=ロミオの従兄弟

バルサザー=ロミオの従者

キャピュレット家

キャピュレット氏

キャピュレット夫人

ジュリエット=キャピュレット家の一人娘

ティボルト=ジュリエットの従兄弟

ジュリエットの乳母

両家以外の主な登場人物

マキューシオ=エスカラスの親戚、ロミオの友人

ロレンス=修道僧

パリス伯爵=ジュリエットの許嫁(いいなづけ)

『ロミオとジュリエット』(バレエ)の幕ごとのあらすじ・結末

14世紀のイタリアの都市ヴェローナが物語の舞台です。

第一幕

モンタギュー家とキャピュレット家は、敵対する仲でお互いを嫌いあい争っていました。

ある日、キャピュレット家(ジュリエットの一家)にて仮面舞踏会が開かれ、 モンタギュー家の一人息子でロミオは、友人と共に仮面をかぶってパーティに忍び込む。

キャピュレット家の一人娘ジュリエットは、パーティで両親に勧められた許嫁(いいなづけ)であるパリス伯爵と踊っていましたが、偶然ロミオと目があった瞬間にお互いが恋に落ちます。

仮面舞踏会のあと、ロミオはジュリエットへの気持ちが盛り上がり、再びキャピュレット家に忍び込みジュリエットの部屋のバルコニーへやって来ます。

そこで聞こえてきたジュリエットの声が聞こえます。

ああロミオ。なぜあなたはロミオなの。

それは、ちょうどジュリエットが恋に落ちたロミオが、キュピレット家が敵対心を燃やしているモンタギュー家の一人息子であることを嘆き悲しんでいたところでした。

そんなジュリエットの目の前にロミオが姿を現し、抑えられない愛情を伝えます。

第二幕

ロミオは翌朝、ジュリエットとの結婚を願い神父のロレンス修道士を訪れます。

もともとロレンス修道士はモンタギュー家とキャピュレット家の対立が治ることを望んでいたということもあり、ロミオの希望を受け入れます。

そして神父のロレンス修道士は、証人としてジュリエットの乳母に見守られる中で、ひそかに2人の結婚式を挙げます。

その後、ロミオの親友マキューシオやベンヴォーリオが、ジュリエットのいとこティボルトとの争いの場面にロミオが通りかかります。

ティボルトから挑発されながらもロミオはジュリエットのため争いを避けようとします。

激しい争いに発展したマキューシオとティボルト….。

ついにロミオの親友マキューシオは命を落とします。

そこで我慢ができなくなったロミオは、ティボルトを息絶えるところまできりつけてしまいます。

騒ぎに書きつけたヴェローナの大公は、ロミオを町から追放するよう言い渡します。

第三幕

従兄弟の死と、愛し合う結婚相手の追放を悲しむジュリエット。

そこでロレンス修道士は、ことが収まったのを見計らってロミオとジュリエットの結婚を発表し、両家の和解とともに追放されたロミオを呼び戻す計画を立てていました。

そんな中ジュリエットの両親は、ジュリエットに大公の親戚パリス伯爵との結婚を強く勧めます。

ジュリエッがそんな提案に首を縦にふるはずがありません。

父はそんなジュリエットに腹を立て親子の縁を切ろうとする。

ジュリエットは家族から孤立し、ロレンス修道士に助けを求めます。

二人は毒によりジュリエットの仮死の状態を作り、家族により祀られた後にロミオと二人で逃亡するとゆう計画を立てます。

パリス伯爵との結婚式を翌日に迎え、ジュリエットはロレンス修道士と立てた計画を実行します。

ジュリエットが死んだとゆう知らせを受けたロミオは、ジュリエットの墓へと向かう。

そして、ジュリエットの墓の前でパリス公爵との斬り合いに発展しパリス公爵を殺してしまう。

ロミオは、ジュリエットが実際に息絶えていると思い込み、毒薬を飲んで命を落とします。

ロレンス修道士はジュリエットの仮死の計画について書いた書面を送っていたものの、ロミオの手元には届いていませんでした。

ジュリエットが仮死状態から目を覚ました時には、ロミオは刀で自分を刺し息絶えています。

それを見たジュリエットはロミオに刺さっている刀で自分自身を刺しロミオに続きます。

ロレンス修道士が、ロミオとジュリエットについての真相を話すと、両家は悲しみに暮れ、お互いを許し和解が成立します。




『ロミオとジュリエット』の見どころと特徴

主役のジュリエットがロミオと出会って恋をすることで、少女から女性へと成長する姿にぜひ注目していただきたいと思います。

敵同士という両家の複雑な状況から、結ばれることが許されないという切ない境遇の中、心を悩ませながらも愛情は膨らんでゆく二人。

苦しい恋を経験しながらジュリエットは美しく成長していく姿が舞台の中でも美しく演出されます。

二人がバルコニーで再会する『バルコニーのシーン』のパ・ド・ドゥは一番の見どころです。

再会の喜びと再び訪れる別れの悲しみに心打たれることでしょう。

敵同士!?身分の差!?

『ロミオとジュリエット』のストーリーは、キャピュレット家とモンタギュー家の対立関係の中での若い男女の許されない恋の物語です。

上演されるバレエ団により両家の関係が違うバージョンがあります。敵対関係の両家または支配関係(身分の高い方がジュリエットのキュピレット家、低い方がロミオのモンタギュー家)にある両家という2種類の関係性があります。

敵同士にせよ身分の差のある二人の恋が悲劇に終わってしまうというストーリー展開という悲しい結末を迎えてしまうのです。

まとめ:ロミオとジュリエット(バレエ)の簡単なあらすじ!登場人物(役)と結末も!

あの有名なシェイクスピアの文学作品から「ロミオとジュリエット」のお話を知っている方も多いですね。

愛の名台詞が多数残された愛の物語ということから、台詞のないバレエの舞台でダンサーがどのように演じ表現されるかが、大きな見どころとなる作品です。

舞台に惹きこまれて鑑賞できたら素敵ですね。




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