身長が低いとどうしてもスタイルが悪く見えてしまいがち…。バレエで映える美しい体を作るのに身長を高くするにはどうしたらいいの?といったお悩みを抱えるバレエ女子は意外と多いようです。身長が伸びにくくなる原因を検証し、効果的に身長を伸ばす方法をまとめてみました。

バレリーナ・アスリートの身長が伸びない原因は筋肉に関係がある?
「成長期に筋肉を発達させることで、身長が伸びにくくなる」という話を耳にすることがありますが、それは本当なのでしょうか。医科学的な統計では成長期の筋肉量と身長の関係は証明されていません。
身長が伸びる仕組みは、成長軟骨が増えることから起こります。
成長軟骨が筋肉の増加せいで増えなくなってしまうといったことは起こりません。
逆に筋肉量が多いと血流の動きや細胞の働きが活性化され、成長軟骨を増やすことへと繋がります。
そのため、バレリーナをはじめとするダンサーやアスリートの方々の「筋肉の増加のために背が伸びなくなってしまうのでは、といった疑問は問題視する必要がありません。
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身長の高さは遺伝する?
身長は遺伝要素が高いのも事実です。
以下のような公式も存在しています。
[aside type=”boader”]
男性の場合…(父親の身長+母親の身長+13)÷2=身長の目安
女性の場合…(父親の身長+母親の身長−13)÷2=身長の目安
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両親の身長は、おおよそ80パーセントほど遺伝するとも言われていますが、遺伝以外の要素も十分に作用するのも事実です。
生活習慣や食事の質が遺伝以外にも大きく身長の伸びに関係してきます。
上記の公式で計算してみた結果にがっかりした人も、本ページでご紹介します遺伝以外の身長を伸ばす要素にぜひ注目してみていただきたいと思います。
ちなみに中三の男女の平均身長は以下の通りです。
平均身長 | |
中三女子 | 156.5cm前後 |
中三男子 | 165.1cm前後 |
上記の平均身長から想像できることは、女の子の伸び盛りはすでに終わっており、男の子の伸び盛りより早く来るということです。
身長が伸びない原因は?
身長が伸びづらい子の原因としては遺伝的要素以外にも様々な原因が考えられます。
その主なものしては、こちらの3点が考えられます。
- 睡眠不足
- 栄養不足
- 運動不足
成長期の伸び盛りの時期には体型を気にするあまり、身長を伸ばすことよりもダイエットに意識が向いてしまう女子も目立ちます。
栄養をたっぷり摂取し、不必要なお菓子類を避ける健康的な食事がダイエットにも身長を伸ばすことにもつながります。
また、十分な睡眠時間と適度な運動も成長ホルモンの分泌に大きく関わってきます。この3つのどれかが欠けてしまうと、伸び盛りの時期にもかかわらず正常に成長ホルモンが分泌されない原因となってしまいます。
男子女子別、身長の伸び盛りは?何才まで伸びる?
一般的に、女子の場合は小学校の高学年の間(10歳~12歳)が身長の伸び盛りで、一番身長が伸びる時期だとと言われています。
中学生になってから伸び盛りになる人もいます。でも、女性の場合は小学生の頃に伸び盛りを迎える人が殆どです。
(伸び盛りと言われるのは第二次成長期と呼ばれる時期で、男子の第二次成長期平均時期は、男子は約13.05歳、女子は約11.06歳頃になり、個人差もありますが1年間の間に10cm前後も身長が伸びるのです。)
成長期を過ぎると骨が固定され、その後は身長が伸びないといった見解が多いようですが、成長期を過ぎてからでも身長の伸びは期待でき、その結果として成長期を過ぎてから身長が伸びる人も多く存在しています。
成長期を過ぎた高校生や大人でも身長は伸ばせる?
成長期を過ぎると、成長期の時のような急激な身長の伸びのような期待はできませんが、身長が伸びるチャンスがまだまだあります。
[keikou]成長期を過ぎた後に身長を伸ばすためには、骨の栄養に働く良質な栄養の摂取と運動が必要[/keikou]です。
運動することによって、骨の成長に関わる骨の構造の”骨端線(骨端線は、成長期が終わると一旦閉じられます。)”を開き、骨の成長に効果的な栄養素が取り込まれることが身長が伸びる仕組みとなります。
運動の中でもオススメなのが、ストレッチ・ピラティス・ヨガです。楽しんで続けられる運動で体をしっかり動かすことが大切です。
身長が伸びる仕組みと身長を伸ばす方法!
大人と子供では身長を伸ばすためにできることは違ってきますが、身長が伸びる仕組みはすべての人にとって同じになります。
身長を伸ばすために必要な3つの条件をご紹介します。
●睡眠
●栄養
●運動
身長を体操・ストレッチで伸ばす方法
身長が伸びる仕組みは、骨が成長することと関係しています。
「バレーボールやバスケットボールをすると背が高くなる」と言われますが、その2つのスポーツの共通点は『ジャンプ』ですね。
ボールをめがけて全身を使ってジャンプをするときは手足も背骨もしっかりと伸びている状態が作られ、身長を伸ばすことに効果的です。
また、ジャンプ以外にもストレッチやヨガで全身をじわじわと伸ばす動きも骨の成長を促し、身長を伸ばすのに効果的です。
身長を伸ばすための食事と栄養
身長を伸ばすためには「カルシウム」の摂取量に注目する人が多いですが、実際には「タンパク質」の摂取量もとても重要です。
カルシウムは骨に働きかけ、骨を強くする役目を果たしてくれます。そしてタンパク質は、骨が成長するための大切な栄養素です。
良質なカルシウムとタンパク質の両方が十分に摂取できてこそ、強く成長できる骨ができていきます。
オススメのタンパク質源は、魚、肉(特に赤身)、チーズ、豆類、卵です。
カルシウム摂取のために牛乳を飲むなら低脂肪乳や無脂肪乳ではなく、加工されていない本来の牛乳がおすすめ。もともと牛乳にはいろいろな栄養素が入っています。加工乳よりもずっと栄養素が高いです。
太りたくないからといった理由で低脂肪乳を選ぶよりは、お菓子や清涼飲料水より糖質を摂ることを避ける方がはるか健康的です。
上記のタンパク質源以外にも身長を伸ばすのに有効の食品としてお勧めしたいのは以下の食品です。
青菜、納豆などの大豆製品、ヨーグルトなどの乳製品、丸ごと食べられる小魚や小エビ、豆腐
逆に身長を伸ばすのに有効な栄養素の吸収を妨げてしまうのが、スナック菓子、糖分のたっぷりの飲み物、インスタント食品などです。
テレビ番組でも紹介された成長サプリ!
大豆レシチン由来の成分(αGPC=母乳にも含まれている成分)が骨の成長を促します。
大豆レシチンは成長期のお子様にはもちろん、女性の美容やお母様のアンチエイジングにも有効的と言われている栄養成分です。
モンドコレクション4年連続金賞受賞、朝の人気情報番組でも紹介された、合成保存料・着色料無添加の安心サプリです。
身長を伸ばすには睡眠は不可欠
「寝る子は育つ」とも言われますが、身長を伸ばすためにも睡眠が関わっていることが科学的に証明されています。
その理由としては、成長を促す成長ホルモンは夜の睡眠中に活発に体内を流れるので、寝ている時間が体と脳の休息時間であり成長の時間にもなるのです。
ただし、睡眠の量を増やせば良いというわけではないので注意が必要です。
日中活動している間には成長ホルモンの量が増えます。起きている時間には適度な運動をし、質の良い栄養をしっかりと摂ることが良質な睡眠と睡眠中の体の成長につながります。
一般的に健康的な成長のためにすすめられている睡眠の量は、小学生で9~13時間時間、中高生は8~10時間が目安とされています。
中高生の方であれば遅くとも23時までの就寝を心がけるようにしましょう。
まとめ:バレエで身長が低いのが悩みの女子…身長が伸びない原因は?効果的な方法は?
今回は身長が低いのがお悩みのバレエっ子の疑問にお答えするために、身長が伸びない原因と成長期を過ぎた後でも効果的な身長を伸ばす方法をお伝えしました。
規則正しい生活に、良質な栄養と睡眠で少しでも理想の身長に近くことができたら良いですね。
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