バレエっ子なら誰もがあこがれるヴァリエーションですが、美しい躍りが多数あり種類の中でどれを選ぼうか迷ってしまいますね。
今回の記事では、人気のものからマイナーなものまで、バレエのヴァリエーションの種類を難易度別にまとめて一覧にしたものや、選び方などをお届けします。
発表会やコンクールでのヴァリエーション選びに役立てていただければ嬉しいです。
バレエのヴァリエーションの意味は?
クラシックバレエの各演目の中で踊られるソロの踊りのことをヴァリエーションと呼びます。
発表会の小品集やコンクールでは、数あるヴァリエーションの中からの曲を披露する機会となります。
ヴァリエーションは、プログラムの中では「バリエーション」または省略して「Va」と書かれることもあります。
バレエを習ってある程度経つと、目にするヴァリエーションの踊りや曲、衣装からお気に入りのものが出てくるのではないでしょうか。
舞台の演目の中では、ヴァリエーションは舞台の見せ場として主役、準主役のダンサーによって踊られます。
男性、女性ともにそれぞれの演目の中で決まったヴァリエーションがあります。
バレエの女性ヴァリエーションのみどころ
女性ヴァリエーションの見どころといえば、それぞれの演目からの美しい音楽とともに踊る優雅な踊りの数々です。
バレエの数あるスキルの見せ所でもあり、演技力や表情で役になりきって踊れるスキルも必要になってきます。
バレエといえばトウシューズを履く足に注目が集まりそうですが、ポールドブラと呼ばれる腕から指先までの繊細で丁寧な動きも大切です。
数ある演目から複数のヴァリエーションが存在するので、ヴァリエーションの難易度も低いものから高いものまで多数あります。
少女らしい可愛らしいものから、大人の女性らしさを表すものまで色々とあるので、ヴァリエーションが踊れるようになるとバレエの楽しみもさらに広がりますね。
ヴァリエーションの選び方
バレエのテクニックも人により得意なものや不得意なものがちがうため、バレエのヴァリエーションの難易度も人によって違いでてきます。
見せ場になるヴァリエーションが自分にとって得意なテクニックであるのか苦手でもう練習が必要になるのか、などによって踊りやすさも変わってきますね。
躍りやすいものを選んで得意なテクニックを磨くのも良いですし、敢えてこの機会に苦手なテクニックを克服しようとするチャレンジをする方も。
お教室の先生なら練習期間とヴァリエーションの完成までの練習量などから、適切なアドバイスをしてくださるとおもいます。
ヴァリエーションを選ぶ際のポイントとしては、主に以下の三点が考慮されます。
◎得意な動き・不得意な動き
◎目的別(コンクールで完璧な踊りを目指すか、弱点を克服するための挑戦など)
◎必要なテクニックの難易度
<難易度別>初心者におすすめのバレエのヴァリエーション(動画つき)
上記でもご説明しましたが、難易度というのは人それぞれということになりますが、一般的に難易度が低いと言われるヴァリエーションで、初心者の方にもチャレンジしやすいものを集めてみました。
ヴァリエーションの振り付けは、基本のものより簡単に、また逆により難易度を上げるアレンジが可能です。お教室の先生が個々の練習や習得の進度に合わせてアレンジしてくれます。
それでは、一般的に易し目だと言われるヴァリエーションから難易度順にご紹介していきます。
ペザントのVa (ジゼル第1幕より)
初歩の段階で学ぶ基本の動きの組み合わせで踊れるヴァリエーション。繰り返しが多いので覚えやすく、可愛らしい踊りです。
フロリナ王(青い鳥)のva (眠りの森の美女より)
見せ場でアラベスクをぴたりと決めたいフロリナ王のヴァリエーション。
エシャッペやパッセなど初歩的な基礎が多いですが、歯切れ良く軽やかにリズムに合わせて踊ることがポイントです。
こちらの動画は、日本人バレリーナ永久メイさんの踊る青い鳥をご紹介しました。手足の伸びやかで優雅な動きが美しいですね。
キューピッド(ドン・キホーテより)
短めでとても可愛らしいヴァリエーションで、小学校低学年の子から大人の方まで幅広く踊られています。速めのスピードなので、機敏な動きが求められます。
パドトロワのVa (白鳥の湖より)
大きなジャンプはありませんが、小さめのジャンプが多く出てきます。
足の小刻みな動きと優雅な全身の動きが特徴の踊りです。
リーズの結婚(ラ・フィユ・マル・ガルデより)
コンクールで踊られることの多い人気のヴァリエーションです。最初のパドブレが連続する部分では美しい足さばきが求められます。
逆ターンやターンの連続の技も入っている踊りなので、難易度低めのヴァリエーションの中でも踊り甲斐のあるもになります。
まとめ:バレエの簡単なバリエーションは?難易度順に初心者におすすめを動画で紹介!
初心者に人気のバレエのヴァリエーションを何度別にご紹介しました。
バレエの発表会の小品集やコンクールで難易度が低めの踊りで完成度を高く仕上げたいという方にもおすすめのものを集めてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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